2009年6月29日

BOSE QuietComfort2 を使ってみて

飛行機に乗る際のストレスの原因の一つがノイズだそうです。そういえばかなり大音量で12時間強も低温のノイズを聞かされていると思うと結構しんどいはずです。ノイズは言われないと気づかない事が多いし、気づいていても慣れてしまっている事が多いです。BOSE QuietComfort2を先輩よりお借りしての今回の旅は非常に快適なものになりました。


さすがにパイロットが認めただけの事はありますね。乗ってる間中ず〜っとつけっぱなしでした。これ一度使うと病み付きどころか無いと不安になるぐらいの代物です。


飛行中はもっぱら素敵な音楽などいっさい聞かずに映画とこれ"Let's GOLF"です。良く出来てますよ、アプリゲームとしては現時点で一番はまってます。(ごめんミッチーこれでイメトレしてました。)

気になるお値段は鳴らす側のipodの倍はするという冗談にもならない高プライスですが、明日のジェットセッターの皆さんは是非いっといて下さい。(僕はまた先輩に借りる事にします)
ありがとうございました。NY帰って来たらまた貸して下さいね

Go Fujito

2009年6月26日

Italia 日記09 @Firenze

そうなんです。久しぶりに以前の我がピストに乗ってきました。Taka氏がしっかりとセッティングしてくれていたので非常にスムーズな乗り味は健在。異国の地を流すことが出来ました。

隣町の"Prato"という繊維産業が栄えた街へ片道90分ぐらい掛けてゆっくりと。途中の風景も含め、自転車で動くと楽しめる刺激が多い所がいいですね。で久しぶりに乗ったので次の日思いっきり筋肉痛....痛か。



気になる自転車を少し撮って来たのでその画像もちょいちょいいきますね。


かなりマイナーなブランドのヘッドはとってもイタリアらしい彫刻風で、これまたなかなかいい感じです。ラグの形状と配色具合もシックです。


こちらは以前紹介したあの牛さんがいた街での一台"Bottecchia"の60'sでしょうか?街乗りはもってこいのスタイリングが今見るととても新鮮。持ち主は60歳前後の渋いおじさんでした。泥よけの感じとか良いっす。


最後は修道院の駐車場で仲良く停めてあった2台。ミキストフル装備!な2台は色もぶどう畑のグリーンに映えてしっくりくるのです。イタリアで派手な色の車(例えば赤)が嫌見なく映るのは壁や道路の色が行政によって管理されている為。そんな管理すらデザインに思えて来ます。

本日よりショップに立っております。
暑い日が続きますがそんな土産話など聞きにお立ち寄りください。

Go Fujito


2009年6月22日

Italia 日記08 @Firenze

こちらは日曜日はほぼ全てのお店などが休みになります。ゆっくりと家族と過ごす事が一番重要と考えての事だそうです。日本人からすると冗談のようですが本当に何一つ開いてません。(LVなど大手メゾンは別、むしろ鼻息荒い)
車をレンタルしてくれて皆で郊外へ足を延ばしました。
Greve in Chiantiという「キャンティ・クラシコ」ワインの産地へ車で50分ぐらい。giroがあってて車が動けないなどまさにイタリアならではの風景。

お肉屋さんではこんな感じ。


天井からハム地獄。


初めて見ました、フィレンツェのお肉といえばこれ"La bistecca fiorentina"の動く姿です。想像以上にでかいし、足長い!ほとんど脂肪のない体は引き締まって美しい。こちらの肉は量は多くてもサシが入ってないのでこってりこない訳です。


キャンティ・クラシコのワイン畑


そしてGalluzzoの修道院。1341年建設のお城のような建物で、現在は美術作品の見学も出来ます。ナポレオンの迫害を受けた際に掠奪された美術品は500点にも上るといわれています。時の教皇(ビオ6世)も迫害されたいた時期にここで数ヶ月を過ごしたそうです。何といってもこの2階にある空中庭園でしょう。この周りに修道士たちの独房がずらっと並んでいて当時を感じることが出来ます。


とても鮮やかな花が咲いていました。


Go Fujito








2009年6月21日

Italia 日記07 @Firenze

あっという間に1週間が過ぎようとしています。日本にいる時よりもゆっくりと時間は過ぎているんですがやっぱ早いな〜。あれもこれもと思うのですがあんまり欲張らずにじっくりいこうと...

土曜の夜はTakaの自宅でお食事に誘われました。ここの居心地がまた良いんです、テラスとか特に最高。いつも行くたびにお世話になってます。



こんな素敵な景色のテラスで、ワインと肉にズッキーニをBBQで頂く。締めはこちらの焼きバナナ。(美味)



これ!スペアリブですよ、でかすぎですが5人いたのでこれ2セットさらっといきました。



joyceとharuさんもありがとうございました。


そして主役のTaka氏。良い笑顔ですね、この人いる限り僕らの中でFirenzeは完璧でしょう。

ごちそうさまでした。本当にありがとう。

Go Fujito


2009年6月20日

Italia 日記06 @Firenze

UNDERCOVERのメンズコレクションをPittiで発表。当日は会場であるPitti宮殿の中にあるボーボリ広場に足早に向かう。僕自身も海外でのランウェイショウを見た事がなくとても新鮮だった。こちらでもスペシャルゲストとして迎えられているだけありかなりの注目度。
そういえばこんな人も来てました、ばっちり寸足らずです。


TB...


丸いボーボリ広場の周りを取り囲むように観客が座りその前をモデルが歩くという立地を生かした演出がとても美しい。ショウの1曲目に This Heat "24 track loop"がかかったのは嬉しかったな〜。最近一番聴いてる曲だったもんで...


コレクションの感想は今までもUCのメンズとして発表して来た世界観を変えずにこちらで発表していた事に力強さを感じました。肩の力が抜けた良い意味で「らしい」コレクションをここFirenzeで見れた事にブランドがもつ底力をみた気がします。個人的にはグリーン、グレイといった基調カラーに指し色のオレンジがとても効いていて会場の持つ雰囲気とも相成って一体感があると感じました。



隣に座っていたイタリア人の親父も靴が特に良いとうなってました。


そしてショウ終了後はFirenzeの街並を見下ろせる丘まで移動してドールメイキングが行われました。高木完さんの音楽も若槻さんの演出も会場をがっちりロックしてました。


福岡で行われた際には少しだけ協力させて頂いたのですが、こちらで見るとまた違った印象。特にこちらのバイヤーの方々が非常に興味深く見入っていました。
今回は縁あってこのようなコレクションを生で見ることが出来非常に嬉しく思います。ドールメイキング終了後、JONIOさんと少しだけお話し出来たんですが「どう楽しめた?」と仰られたその横顔からは清々しささえ感じられました。JONIOさんお疲れさまでした。




Go Fujito





2009年6月19日

Italia 日記05 @Firenze

何年ぶりでしょうか?久しぶりに訪れるPitti imagine uomo展はその規模もさることながらコレクションシーズンとしては世界中で一番早く開催する事でも注目度が高い展示会です。クラシコイタリアと呼ばれる伝統的なコレクションを発表するブランドを始め様々なメンズブランドの総合見本市なんですが、カジュアルやスポーツブランドの出展も多くとても興味深い。僕らがFUJITOのブランドで展開しているデニムジーンズの分野も見た事の無いブランドがちらほらあったりと刺激的です。


そんな中でも特に印象的だったのはこのブランド。"Braemar"というニットブランドで創業からおよそ150年という老舗のカシミアブランドです。



ブースも単独で会場の外に建ててしまうなど、凝った作りです。


職人のおじさんたちがその場で編んでくれています。スカートにハイソックスがクール。担当の方に話を聞くと細かいディテールの中に非常に効果的な遊び心が取り入れられていたり、しっかりとした技術力に加えて作り手のセンスが見事に融合したアイテムばかりでした。

そして会場内ではこんな素敵な男子たちがゾロゾロと....

この人印象的でしたね、雰囲気あり過ぎです。

僕ももちろんキメテいきましたよ、もちろん。

Go Fujito



2009年6月18日

Italia 日記04 @Firenze

伊達男たちの乗る車は基本的にマニュアル車ばかりです。こちらでは男女問わずそうするみたいで皆さん携帯で話しながらうまいこと小道を運転してます。今回もとびっきりの一台がおりました。そうあの599をマットなサックスブルーとネイビーで配色にしてます。しかもホイールもよーく見るとやらかしてます。こういう事をあっけらかんとやってのけるイタリア人はすごいと思います。僕らは恥ずかしい。これショーカーですかね?さらっと町中に停まってました。



そうそうこの出張はLoop水崎さんも同行してます。


このカメラで何を狙うんでしょうか?


夜は大崎君も来て話はつきません。


夜9時ぐらいまで明るい季節なんで時間の感覚が麻痺して得した気分になります。

Go Fujito

2009年6月17日

Italia 日記03 @Firenze

Liverano & Liveranoにていつものように店主のアントニオに挨拶をしてFirenzeの始まりです。
ここはいつ行ってもとても厚く接してくれる。僕の勝手な思い込みかもしれないがまさに久しぶりに会う家族のような安心出来る場所です。


裏庭です。イタリアでは建物の表には見えないですが中庭がある事が多くそこでは緑やちょっとしたスペースで過ごすことが出来ます。Liveranoではこちらで水にさらした裏地などの生地を干したりしているそうです。


su mizura...


ランチにAntonioが誘ってくれました。お元気そうで何より。とにかくもっと食えとガンガン進めてくれます。


美味。さらっと赤唐辛子をふりかけて食べます。これがじわっと辛くて癖になりそう。
いつものように始まったFirenzeですが今回はアパートの立地も素晴らしくとても動きやすいのでより深くしっかりとお仕事できています。

次回はPitti展などの模様を少しずつアップします。

Go Fujito





Italia 日記02 @Firenze

Romaより列車でゆっくり北へ。
Firenze SMN 駅まで約3時間。


いわゆる車窓から見える風景。



到着して夜のFirenzeです。

Go Fujito



2009年6月16日

Italia 日記01 @Rome

こちらは今6月15日(火)午前6時前です。おはようございます。
昨日よりItalyへ来ています。今回はFirenzeで行われるメンズの展示会である"Pitti Immagine Uomo"と、現在も色々と進行させて頂いている"Liverano & Liverano"との打合せ等で来ました。とにかく暑いです。昨日などはお昼の時点でおそらく35度ぐらいはありました。温暖化がどうとか騒いでいましたが、もう既にそれどころじゃないぐらい世紀末な暑さです。まあでもこちらの皆さんは相変わらず良い意味でラテンな人たちばかりでほっとしてます。

時差ぼけは無いのですがこちらに来るととにかく早起きになるので(おそらく軽い時差ぼけ)ぼちぼちジョギングにいこうと思います。違う土地で街を覚えながらゆっくりと流すのはとても気持ちのいい事です。

画像をアップしていきます。どうぞ。


まずは自宅にて前日の夜にパッキングをしていると、うちのチビがラゲッジに入って「たまには連れてけよ...」てな座り込み。お前いつからそんな左寄りに...



退屈な飛行機内では映画三昧。Clint Eastwood "GRAN TORINO"は泣けた、かっこいい。もいっちょMIckey Rourkeの"The Wrestler"。良い映画です。どちらも自身の老いに対してどう向かい合っていくかという内容。後者が僕にはぐっと来ました。この人名優ですよ。


ローマのホテルのロビーにて日本でもこのてのシャンデリアとか流行ってますが、こっちではとてもスタンダードな装飾の一つ。


夜Romeに到着したため一泊して明くる日にFirenzeへ移動。チェックアウト前に少しだけ散歩して道に迷う。



最近iphoneのポラロイドになるアプリを気に入って使ってるんですが、こちらで撮るとあまりにも絵画的な仕上がりでちょっとやり過ぎ感があります。でも飽きるまで使う予定なんで宜しくお願いします。

到着して初日ですが「イタリアはこの先もずっとイタリアなんだろうなぁ。」と"みつを"風にしみじみ思ってみたりします。


Go Fujito






2009年6月12日

Denime 林さん

今回の大きな目的の一つが、以前の職場"Denime"の恩師、林さんに会える事だった。独立してからも一度も連絡とって無くてなんだかむずがゆい思いもあったのは事実。縁あってこちらから連絡すると快く代官山で会ってくれることになった。いつもと変わらない日焼けした顔で「日焼け専門家になりたいんや!」と快活に仰っている姿はまぎれもなくあの林さんだった。

僕らがDenime 福岡店にてお世話になっていた頃、当時のボス山下さんと僕で林さんが福岡に来た時には大名の"青木"(老舗の食堂)に朝一から集合と決まっていた。そこで色々単品をつまみながらの瓶ビール、午前10時頃のビールは何とも言えずおいしかった。誰かが焼酎をお湯割りで頼みそうになるといくら何でも朝飯でそれはまずいでしょということになりお店に戻り色々と仕事をやったりやらなかったり、そう最高だった。

そんな林さんは未だに絶好調、代官山で昼間っから赤ワインガブガブいきながらパワーランチ。「不景気ゆうて、しょんぼりしてたらあかんで!ガンガンいかな!」って相変わらず。この人の周りには人が集まるはず。そして会話は思わぬ方向へ。あろうことか林さんの人生に置ける目標なるものも聞かせて頂きいやはやありがたい。僕らが続けていく理由はここにあるような気がしました。

Denime時代には遠い存在だった林さんは全国のバイヤーが集まる年に2回の展示会にも他社のチノパンをはいて現れて、当時の僕をロックオンしてくれた。ジーパン屋がチノパンで大事な展示会に現れてしまうこの感じは何?
最近は雑誌等の取材でその辺の所を話されているので僕からはどうこうありませんが、何ともかっこいいんです。この先も自身のブランドのジーンズをはくことはないそうです。


仕事に戻るぞと店を出た林さんの後ろ姿はこの日ももちろん"Levi's"の66。最高です。
林さんごちそうさまでした。(「太ったんちゃう?お前もっとやせなあかんでぇ」アレ結構ショックでした)

Go Fujito



2009年6月11日

SMART TURNOUT London

昨日東京より戻ってきました。今回は3泊したので割と時間あると思ったのですが何のことはないガッチガッチに打合せが入り、良い感じにあっという間でした。宿泊はいつもの代々木ユースホステルで今回もかなり快適な一泊3,700円。
その東京での様子はちょいちょいアップしていきますが、まずは新入荷のお知らせです。夏になると薄着になりアクセサリーや時計など着こなしのアクセントに着ける事が増えてきます。僕は基本アクセサリーは着けない方ですが最近時計は着けてます。その時計のベルトでこんな夏らしい素敵な色がありました。"SMART TURNOUT London"という英国ブランドからミリタリー時計用のベルトが少量ですが入荷です。画像では見えませんがバックルに小さくロゴがプリントされていたりと細かい所がイチイチ気に入ってます。普段は黒の軍ものベルトを着けてたんですがこのシーズン着こなしによって付け替えてみたりしても良いかもですね。
(手のひらからもさっと毛が生えているように見えるのはうちのチビのしっぽです。多分)


brand : SMART TURNOUT London
color : Navy x White
size : Free
price : 3,360 yen(in tax)

Go Fujito


2009年6月6日

LiQUID LIQUID LIVE IN JAPAN に行ってきました

往年のアーティストがお金の為に復活ライブをして当時熱狂していたファンを心底がっかりさせるそんなライブは何度か行ったことがあります。この日の彼らはもう別次元でした。実質3年間程の活動に関わらず、その後の各メンバーの活動がこの初来日ライブで見事に結実したそんなライブでした。とにかくパワフルで繊細。確固たる技術に裏打ちされた驚きの演奏。そして観客をコントロールする心地よいグルーブ感も相成って素晴らしい。
福岡で生でこんなライブが見れる事に感謝しました。

前日入りした彼らとmulemusiqの河崎君と僕は夜も2日程ご一緒させて頂きました。


長浜の"だぼ"にてお魚づくしの皆さん。初めての芋焼酎でテンション上がってました。


ライブ当日は"水炊き長野"で合流したFORCE OF NATUREのKZAさんと締めのおじやを堪能した皆さん。

とにかくメンバーの皆さんの紳士的な態度にとても感銘を受けました。素晴らしい!「NJに来たらうまい飯や連れて行くから連絡してくれ」って言われたんでマジで今度行こうと思ってます。(明日は東京かな?盛り上がるっちゃろうね〜)

ナベちゃんお疲れさまでした。

Go Fujito

2009年6月4日

tote bag 入荷です "KEYSTONE CANVAS"

素敵なトートの真打ちが入荷です。"L.L.Bean"もここの工場で作っていたという"Keystone Canvas"よりカラーも豊富に揃いました!
画像左よりNavy, Brown, Red, Blue, Greenの5色展開です。

で気になるサイズはちょい大きめの2泊3日仕様。僕か持つとこんな感じです。(わかりづらいですか...)

見てわかるとおりこのぱりっとした糊多めのキャンバス地が何とも頼もしいじゃないですか。もちろん置いたときの立ち姿は凛とした風格すらあります。数が少ないので気になる方はお早めに。(お値段、税込9,240円!)


以下詳細です。
【KEYSTONE CANVAS 】
1907年メイン州にて創業。現在の社長は4代目で100周年を迎えました。創業当時からの立ったまま踏むミシン、初代(曾おじいさん)も使っていたという、クラシックなデスクが並ぶ工場がそれらと比べて妙に新しいのは、2004年のハリケーン・カトリーナによって周辺も含めて建物が倒壊し、立て直された為でした。

倒壊から約2年は会社も機能せず休業状態だったそうです。そのハリケーンによって歴史的価値を持つ古い資料等はほとんど吹き飛ばされ、そんな中、JFK在任中のWHITE HOUSEから注文が入った時のPRINTの版(外側にTHE WHITE HOUSEとPRINTしていたようです)は奇跡的にも残っており、今もOFFICEに自慢気に飾られています。もちろん、JFKがKEYSTONEのTOTE BAGを持つ写真もあったそうです。

70年代から80年代にかけては主にL.L.BEANのBAGを作っていたそうで、作っても作っても間に合わず、昼と夜に2回出荷をしていたそうです。そして80年代から90年代初頭まではLANSENDに週に、1000pcsのペースで出荷していたそうです。

現在では海軍や図書館、WELLS FARGO(アメリカ銀行)の現金輸送用のBAGを生産しているのが主な仕事のようです。

Go Fujito