高校の楽しみは、月に何回福岡へ出てきて洋服屋さんを回れるかだった。少ないお小遣いと、ちょっとだけ悪いことして貯めたお金をポケットに入れ、 往復4,000円の高速バスのって来て一日かけて古着屋さんを巡る。これが最高にイケてると思っていた。いつも同行してくれた先輩は古着の知識もお店も教えてくれた。その中でもちょっと背伸びしていっていたのが警固の古着店"GRINGO"と薬院のヴィンテージシューズ専門店"PRECIOUS PAIR"だった。GRINGOは今でもオーナーの井上さん自ら店頭に立ちBMX専門店"SCREAMIN' WHEELS"として僕らのハートをがっちりつかんでいらっしゃる。
その2店を行き来して生のショップスタッフの声を聞きに、雰囲気を味わいにとにかく足しげく通うだけでした。特に"PRECIOUS PAIR"は場所もちょっと外れの2階と、敷居の高さはマックス上がっていた。行っても僕らのお小遣いでは買える靴などなかったが自分がそこに居るという感じがたまらなく嬉しかった。こういう感覚はもう今のteenには伝わりづらいかも。(「そんなことないですよ」の若い声求む)
そんなお店が大名に移転してひっそりと営業されていた。しかしながら品揃えは確かにあの頃のお店の名残を残しており、何とも懐かしい。昨日の深夜自宅でサイトを見つけ眺めていたらあまりにも好みの一足を見つけてしまい。早速行ってみました。
速攻ゲットした一足はこちらです。
"CAROLINA"の70年代後半もの。凛々しい横顔と何ともいえない優しいトゥがたまりません。US NAVYのOxfordをはきつぶしていたのでこれでひとまず安心です。しかもお値段なんと5,000円!!!少しだけ程度に難ありということでこのプライスらしいですが、涙が出そうです。サイズも6ハーフのEEワイズという小振りな僕にジャスト。嬉しすぎです。明日からの東京出張に履いていきます。完全にテンション上がりました。(お店は金、土曜日と通常営業してますので宜しくお願いします。)
清算を終え、「実は高校生の頃良く佐世保から通ってたんですよ」「そうなんですね、有り難うございます。今はこちらですか?」「実は長浜でジーパン屋をやってます」「ああ、ほんとですか。今度是非伺いますね」とか店主とお話しさせて頂きながらあっという間に過ぎた年月をふっと感じました。この靴がいろんなことを思い出させてくれたのでしょうか?
やばいです、年末にかけて物欲全開の予感。
Go Fujito









